植物由来のプロパンジオールは、とうもろこしを発酵させてできるアルコールであり、問題ないとの見解もありますが、食物や植物を発酵させてできるものは、自然界にはない合成成分になるのでしょうか? ちなみに、味噌なんかも大豆を発酵させてますが、それと何が違うのでしょうか?

とうもろこしを通常、発酵させるだけでは、プロパンジオールは作れません。
プロパンジオールは、とうもろこしを自然発酵させてできるアルコールではありません。それはあくまで途中過程です。さらにその先で人工的な操作が必要となります。
具体的には、酵素を用いて、アセトアルデヒドという毒性のある成分にし、その後、二つのアセトアルデヒドをつないだ成分を作り、それがプロパンジオールになります。
出来上がったプロパンジオールは、はたして人の素肌やからだに対して問題がない成分なのかということは、まだ検証されていません。
そのため、「生活便」では、新たに出てきた化学成分で、安心安全性が検証されていないものは、「予防原則」という考え方に基づいて使用を認めていません。

プロパンジオールと味噌の違いは、味噌は自然発酵の過程でできますが、プロパンジオールは発酵過程を経て、さらにその先で人工的な操作が必要になります。