シャンプー・リンス (4)
ロングヘア―ということですので、とくに最初のうちは、多めに、500ml入りの容器で3プッシュくらいをとり、早めに洗って、流してください。長い時間をかけて洗うと、石鹸が分解して、べたべたすることがあります。髪を洗ったあと、コンデショナーをつける時間を5分ほどとってから洗い流し、その後、毛先にヘアオイル(ココナッツオイル、椿オイルなど)をつけてドライヤーをしてください。素髪の艶シャンプーは、初めて石鹸シャンプーを使う方でもより洗いやすくということを目的に作られています。しかし髪がかなり傷んでいるほど、ゴワゴワすることと思います。ゴワゴワする理由は、それまでお使いになっていた合成シャンプーに使われているツヤ成分(合成ポリマー)が髪からとれてしまい、髪の芯がそのまま表れている状態だからです。しかし根本から生えてくる髪には、キューティクルがあるので、そういう髪が伸びてくれば、しだいにゴワゴワ感はなくなっていきます。ですから髪の上のほうから、しだいに石鹸シャンプーが使いやすくなっていきます。またパーマ&カラーをしている髪は、髪のキューティクルが無くなっているので、石鹸シャンプーが使いにくいことと思います。対処方法としては、一度、100%ヘナでトリートメントをすることをおすすします。キューティクルがない髪を、ヘナがコーティングしてくれるため、石けんシャンプーがより使いやすくなります。天然成分のヘアケアをしていくと、髪と頭皮が本来の健康を取り戻し、ツヤ、ハリ、ボリュームが出て、頭皮の痒みやフケの問題が改善されます。少し時間がかかるかもしれませんが、ぜひ続けてみてください。
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石鹸シャンプーを使用した際には、石鹸のアルカリ性で、キューティクルが開きますので、それを閉じるために必ず酸性のリンスやコンデショナーを使ってください。リンスもコンデショナーも、中和するものなので、メーカーさんの呼び方が異なるだけで、基本的なアイテムとして違いはありません。比較的、髪が絡まりにくく、使いやすいのは、「素髪の艶シャンプー アルテ」と「素髪の艶コンディショナー アルテ」です。
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一般的に美容院の方は、石鹸シャンプーに対して、良いことは言いません。その理由は、美容院で使うものが合成シャンプーであり、それがいいと教育されるからです。しかし美容院にお勤めされているほとんどの方がひどい手荒れに悩んでいます。それは合成シャンプーによって、手肌のバリアが荒れているためで、それだけでもいかに合成シャンプーが問題であるかがわかります。一番の目安は、石鹸シャンプーを使って、頭皮の痒みが止まったり、抜け毛がぐんと減ることを自身で確かめることです。石鹸シャンプーを使ううちに必ず、髪が太くなり、髪全体のボリュームが戻ってきますので、そのことを実際にご自分の目で確認されるのが一番、正しいのではと思います。
石鹸シャンプーを使って洗ったとき、髪がパサパサしていると感じるのは、すでに合成シャンプーによって、髪のキューティクル(艶のある保護層)が溶けて、消失しているためです。しかし頭皮から新しく伸びてきた髪には、キューティクルがあるので、石鹸シャンプーを使い続ければ、壊れることなくそのままキューティクルのある髪が伸びていきます。かなりキューティクルのある髪が伸びれば、石鹸シャンプーで問題なく洗うことができます。このとき、合成シャンプーに戻ってしまうと、キューティクルのある髪が頭皮から伸びてきても、壊されてしまい、細い髪になってしまいます。また合成シャンプーは、頭皮の毛根も壊してしまうので、薄毛の原因になりますし、皮脂分泌機能も壊れてしまうので、髪も乾燥します。石鹸シャンプーを使い続けると、頭皮の皮脂分泌機能も戻ってくるため、髪の乾燥もなくなってきます。最初のうち、髪のダメージが大きいほど、石鹸シャンプーは使いにくいこともありますが、髪が回復するにしたがって、徐々に洗いやすくなってきます。ぜひ石鹸シャンプーを使い続けて、髪本来の艶キューティクルとハリ、そしてボリュームのある髪を取り戻してください。