こちらの商品の成分であるカラギーナンですが、カラギーナンは、国立健康・栄養研究所の見解によれば、腸内で発がん物質に変化するということで議論があったり、摂取すると私たちの健康にも影響を及ぼす可能性もあるようですが オーガニックとしてどうなのでしょうか?

カラギーナンは、紅藻から得られる粘性成分です。化粧品の粘性成分というと、石油から合成されるカルボマー(カルボキシビニルポリマー)がありますが、そうした合成成分に比べると、カラギーナンのほうが安全と言えるのではないかと「オーガニック生活便」は考えてきました。
しかし現在、カラギーナンについて発ガン性などのリスクがネットに出てきています。「オーガニック生活便」では、今のところ、安全な天然成分の範疇として考えています。安全と考える根拠としては、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)の合同専門家会議が、カラギーナンについて、事実上「安全」との判断を下しているからです。
ただし安全性について諸説が出ているものについては使わないという「予防原則」の選択もあります。何が真実なのかということについて、確実な答えが出るまでに何年もかかることが多くあります。
「オーガニック生活便」では、「予防原則」という考え方も尊重しているので、製造メーカーさんに対しては、カラギーナンに替わる、安全と言える増粘成分があれば、今後は、そちらに変更してくださいという推奨をしています。